夫と一緒のお墓には入りたくないときはどうすればいいの?

日本のお墓は家でお墓を持っていることが多く、家族は同じお墓に入ることは一般的です。
ただ、これらに関して法律では規制されておらず、当人の同意の下、家族であっても同じお墓に入らず、別のお墓に入ることは可能なのです。
もちろん、夫婦も別々のお墓に入ることも可能です。

例えば夫と同じお墓に入りたくない場合はどうすれば良いのでしょうか。

幾つか方法があります。
まず最も簡単なのが、それぞれの実家のお墓に入ることです。
実家(親元の家族)がお墓を所有している事が前提ですが、最も簡単な方法だといえますし、実際実家にお墓がある夫婦はそれぞれの実家のお墓に入るというケースはよくあるのです。

次に、合葬墓や共同墓に入るという方法です。
合葬墓や共同墓とは、他人同士が一つのお墓を共有するものです。
共同墓では会員を募り、会員が共同でお墓を維持管理するというものです。
これですと自分の実家がお墓を持っていない場合でも夫と別のお墓にする事が可能です。

費用が掛かりますが個人墓をいう選択肢もあります。
個人墓とはその名のとおり個人のお墓であり基本的に一定期間後(契約終了後)収めれている遺骨は合葬墓に移されることになります。
(もちろん管理する親族がいるのであればその後も個人墓として供養する事も可能です)

このように、夫と同じお墓に入らなくても、別のお墓に入るという選択肢があるのです。

また、ちょっと極端な話になりますが、どこのお墓にも入らないという事も可能です。
そもそもお墓は必ず必要な物というわけではありません。
位牌というものがありますが、位牌はお墓と同じ意味合いを持っております。

また、法律上どこかのお墓に必ず入らなければいけないと定められてはいません。
つまり、お墓には入らなくても良いのです。

ただ、お墓に入らない場合は遺骨の管理を考えなくてはなりません。
自宅での保管ももちろん可能ですし、お寺に納骨するという方法もあります。

このように、一緒のお墓に入りたくない場合にはいろいろな方法があるのです。

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