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お墓がないとだめですか?

お墓といえば土地の確保から石材の選択、それらに伴う費用など、手間も費用もかかります。
「お墓は絶対に必要なの?」
こう思われる人もいるのではないでしょうか。
では、実際にお墓は無いといけないのでしょうか。

お墓を持つ理由:
お墓の意味合いは解釈や宗派により違いがありますが、概ねお墓は故人の心が宿る場所であり、自然に帰り、また新たな歩みを始めるための宗教上の施設と言える物です。
そもそも、お墓は故人が眠っているとよく表現されます。
実際に遺骨が納められているのですから、その表現は正しいといえますが、お墓には故人の肉体が宿る場所としての役割があり、そこにお参りに行く事により空(くう)より故人の魂がお墓に(肉体に)戻るといわれています。

また、お墓には残された家族の為のものでもあります。
お墓に赴き、掃除やお供えなどのお世話をすることによって故人と触れ合う事ができます。
これらのお墓参りによって故人を感じる事ができ、故人をなくした心痛から残された人たちを救うという面もあります。
これらがもともとのお墓の役割であり、お墓をもつ理由だったのです。

ではお墓は必ず必要ってこと?
前述したお墓をもつ理由の根底にあるのが仏教の考え方です。
では仏教においてお墓は必ず必要な物なのでしょうか。

仏教が盛んな国であるインドでは散骨が一般的であり、お墓は持ちません。
同じ仏教でもこのようにお墓を持たない場合もあるのです。
つまり、必ずしもお墓が必要とはいえないのです。

火葬の際に骨を残さないように完全に燃やし、仏壇での供養で完結する方式を取っている人も増えてきています。
また、ご遺骨をお寺に納めたり、自宅で保管したりすることも問題ありません。

こういったお墓を持たないという選択肢は今のところ一般的だとはいえませんが、お墓と仏壇とは似通った意味を持っており、仏壇でお線香を上げるという事はお墓でお線香を上げるのと同じ意味であるともいえるのです。

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