公営墓地のお墓には決まりがあるの?

公営墓地とは、国や自治体が管理運営する墓地です。
各地方自治体により多少の差はあるものの、幾つかの決まりがあります。

抽選:
公営墓地に限ったことではありませんが、応募数が用意されている枠を超えている場合、抽選が行われます。
ですので、どんなに早く応募したとしても抽選となると早く応募したというアドバンテージはなくなってしまいます。
これは、限られた枠を公平に分譲するための決まりでもあります。

特に公営墓地は管理料や使用料が民営墓地に比べて割安ですし経営不振による管理団体の変化や消失の心配が少なく、安心して管理を任せられるというメリットがあります。
このため、競争倍率が非常に高くなってしまっています。

また、応募にも規則があり、該当区域に居住する人でなければ応募できません。
他にも、お墓に入る人の生前での応募を認めていない場合もあります。
公営墓地にはこういった応募に関する規則の方が多いといえます。

墓石:
公営墓地は多くのお墓が並ぶことになります。
ですので、お墓のデザインや大きさにある程度の制限が設けられている事が多いです。

たとえば、墓地敷地内に納まっているものの、以上に背が高かったり、雰囲気を著しく害するデザイン(不吉なイメージを与えかねないデザインや文字)では、周りの人に迷惑が掛かりますね。
当人にその意識が無かった場合、同じ霊園を利用する人同士で紛争になりかねません。
こういった事を未然に防ぐ為にもある程度の大きさやデザインに制限が設けられているのです。
中には一般和式と洋式のみに統一している霊園もあります。

お供え物:
お供え物に関する規則があることもあります。
例えば、お供え物の食べ物はお参りが済んだ後必ず持ち帰らなければならないなどです。
これは野良犬や野良猫、カラスなどをはじめとした動物達の餌場になるのを防ぐ為でもあります。

逆に、意外と決まりがないのが宗旨や宗派を問わないということです。
霊園の中には宗教ごとにある程度分けられているところもあります。
ですので、どの様な宗教、宗派の人でも利用する事ができるといえます。

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