お墓のデザインはどうやって決めるの?

お墓のデザインを決める際にはいろいろな事に配慮する必要があります。

まず、どのお墓の様式で建てるかを決める必要があります。
宗教によって和式や様式に分けられます。

和式:
最もポピュラーといえるのは一般和式と呼ばれるものです。
四角柱の石材を積み上げたもので、墓石お墓を聞いて最初にイメージする人が多いと思います。
これは仏教式のお墓の基本形とも言える物であり、宗派問わずに利用されるデザインでもあります。

また、一部の宗派では一般和式のお墓のみでお墓の様式が完結しているものもあります。
多くの宗派のお墓は一般和式のお墓に加えて五輪塔を併設するのがもっとも良い形とされています。

しかし、近年墓地の確保が難しく、確保できるスペースも決して十分なものとはいえなくなってきているのが実情です。
こういった場合は一般和式のお墓のみを建てることになります。
また、五輪塔のみをお墓として建てる場合もあります。

宗派によって墓石に彫られる文字に違いがありますし、様式にも違いがあります。
お墓のデザインを決めるときには自分の宗派に合わせたものを考える必要があります。

おなじ和式でも仏教式ではなく、神道式のものもあります。
基本的な構造は同じなのですが、墓石の頂上部が四角推になっており、三種の神器の一つである剣を模した形となっています。
また、神道におけるお墓は神器として扱われます。

洋式:
宗教を問わない形として選択されます。
また、無宗教派の人も洋式を選ぶ事が多いようです。
一般的な霊園などでも問題なく建てる事ができますし、比較的デザインの自由が効くともいえます。

このようにデザインを決める際には宗教や宗派などを踏まえる必要があります。
デザインの決定は本人の意思が大切ですが、親族との相談も十分にしておく必要があるといえますね。
また、霊園によっては、大きさやデザインについて一定の制限が設けられている場合が多いですので、宗教や宗派に加えて、霊園の規則も踏まえてデザインを決定しましょう。
また、こちらのお墓を購入する時の注意点についても参考にご覧ください。

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