お墓を英語ではなんと言いますか?

お墓は英語で何と言うのでしょうか。
英語で墓地を意味する言葉は「cemetery」です。
ギリシア語で眠りにつく場所という意味の「κοιμητριον」が語源となっています。
また、「cemetery」は葬儀を執り行う場所という意味もあります。

海外の映画やドラマでお墓の前で葬儀を行っているシーンを思い浮かべてください。
日本では葬儀場と墓地は別に考えられていますが、英語圏では墓地と葬儀場は同じと認識されているという面があるといえます。
また、日本語ではお墓の場所が違ってもお墓は「お墓」と呼ばれますが、英語文化圏では、お墓の場所によって言葉も違っています。
日本語で墓地と墓所のように分けられているのです。

墓地(cemetery)は日本で言うお寺にあたる教会や礼拝堂とは隣接しない物に使われています。
教会や礼拝堂に隣接、併設されているものを墓所(graveyard)としています。

もともとは教会の中庭にあたる場所を指している言葉であったchurchyardはデンマーク語では墓地を意味しています。
これはお墓の概念が文化や宗教、風土によって異なっているためでしょう。

また「墓」は英語でgrave 、tomb 、 sepulcherです。
graveは墓穴という意味をもっており、亡くなった人を穴を掘って埋葬していた事からそのままお墓という意味を持つようになったと言われています。

また、tombはお墓自体を意味しています。
墓石を指しているといって差違えないでしょう。

sepulcherは埋める、埋葬するという意味を持っており、これも死者を埋葬するという意味からお墓という意味を持つようになったとされています。
お墓参りするさいのお墓はgrave、会話の中でお墓を指す時はtomb、石やレンガで作られたお墓の事をsepulcherとしています。

例えば、「私は死後、お墓の中に入る」のお墓はgrave、「あれは家族のお墓です」はtombとなっているのです。

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