お墓に顔文字は入れられますか?

携帯電話やインターネットによるコミュニケーションが一般的となり、記号を組み合わせて環状を表現する「顔文字」の使用も普及しています。
日本では「(^о^)」のような形式の物が使われており、海外では「:D」のように横向きの顔文字が一般的に使われています。
お墓には文字をほりますが、こういった顔文字も掘る事ができるのでしょうか。

墓石の彫刻技術は非常に向上しており、イラストを彫刻するのはもちろん、写真の画像を彫刻する事も可能となっていますし、手書きの文字を彫刻で再現することもできます。
もちろん単純な記号で構成されている顔文字も問題なく彫刻する事が可能です。

ただ、技術的には可能でも、顔文字を掘る事が出来ない場合はあります。
それは墓石に彫る文面が決まっている場合です。
仏教式の墓石には表面と裏面に文字を彫りますが、宗派によって定められた文面や文体があります。

このため、仏教式のお墓を立て、宗派の定めに沿ったお墓の場合、顔文字は使用することができないといえます。
(宗派の決まりに沿って言えば建てる事ができないという意味であり、絶対に出来ないというわけではありません。)

こういった場合、洋式のお墓を利用する事をおススメします。
洋式のお墓は板状の墓石になっているもので、一般的和式のお墓と同じように霊園などに建てる事が可能です。

洋式のお墓は、宗教・宗派にとらわれないお墓の形といえます。
キリスト教などの仏教以外の宗教を信仰する人や、無宗教派の人が洋式のお墓を選択することが多いですし、仏教徒の人でも洋式のお墓を建てる事があります。
ですので、洋式のお墓には決められた規則などはないため、デザイン面において自由度が高いのが特徴です。

墓石面積も広い為、メッセージなどの長文やイラストなどのデザインがしやすいというメリットもあります。
顔文字を墓石にほる場合、しきたりなどの決まりのない洋式ですと問題なく建てる事ができるでしょう。

Copyright (C) 故人とのつながり All Rights Reserved.